こちらのページでは糖鎖栄養素の一つであるシアル酸とは何か、シアル酸の働きといった点についてご紹介します。
そもそもシアル酸とは?
シアル酸は糖鎖を構成する単糖類の一つで、植物を除く生物に広く存在しております。シアル酸は20種類以上確認されており、哺乳類の体内では特にN-アセチルノイラミン酸が多く存在しております。人間の母乳やツバメの巣から多く摂取することが出来る成分として有名です。
母乳に多く含まれている
シアル酸は人間の体内の中で特に母乳に多く含まれていると言われています。特に出産後10日までの初乳においてシアル酸の含有量が多いことがわかっています。
これは新生児の未発達な免疫機能を補うことをはじめ、消化管に病原体が付着することや下痢などの症状を発生させるウイルスの感染を防いだり、新生児の健康維持のために重要な役割を果たすためと言われています。
また、シアル酸は脳の発達にも関係があり、脳や中枢神経に多く含まれ、乳幼児の時期に最も多くシアル酸を含有しているといわれています。
シアル酸の働きは?
シアル酸には様々な働きがありますが、代表的な働きを3つご紹介します。
免疫力の向上
シアル酸の最も重要な働きとして免疫力の向上が挙げられます。シアル酸にはウイルスや菌と結合する働きがあります。
乳幼児の消化管への病原体の付着やウイルスの感染を防ぐ等、ウイルスや菌が体内に侵入すると即座に感知し、免疫細胞にこれらを除去する命令を出します。
免疫機能の向上のためにはなくてはならない存在です。
唾液分泌向上
シアル酸は口腔内の乾燥に対しても効果があると言われております。口腔内の乾燥は摂食困難等の恐れを招くため、特に高齢者にとっては厄介な問題です。
シアル酸は唾液の分泌を促し、唾液の分泌が増えると結果的に口の中のウイルスや菌を押し流して(飲み込んで)、風邪やインフルエンザの感染リスクを低減します。また、唾液が増えることで口臭の予防にもつながりますね。
抗炎症・抗酸化ストレス
シアル酸は老化を防ぐためにも必要な成分です。炎症・酸化ストレスは老化の一因であり、様々な疾患の原因となります。
シアル酸は脂質の取り過ぎによる炎症及び抗酸化ストレスを改善する可能性があるといわれており、今も研究が進められております。
まとめ
シアル酸には免疫力の向上や抗炎症・酸化ストレス等、人間が生きていくために欠かせない役割があることが分かりましたね。
シアル酸は母乳やツバメの巣に多く含まれておりますが、日常の食事から摂取することは難しい成分です。
シアル酸はもちろんのこと、そのほかの糖鎖栄養素を合わせて6~8種類程度配合しているサプリメントやパウダーを試してみてはいかがでしょうか。


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